リールよりフィードのほうがリーチが伸びやすいですか?
フィード投稿のリーチが伸びやすい業界の特徴は「ユーザーの情報収集意欲が高いこと」です。
フィード投稿は基本的には「たくさんのサムネイル画像の中から自分が見たいものを探す」ものです。
発見タブで検索したり、多くの投稿の中から自分が興味を持つような投稿を選んだりと、能動的に何らかの投稿を探すような行動をとるユーザーが多い業界では、フィード投稿のリーチが伸びやすくなります。
わかりやすいのは、例えば、料理のレシピ、旅行先の観光地、デートで使う飲食店… etc。
レシピはいまだにフィード投稿の最強コンテンツのひとつですが、それは、能動的な探索行動との相性が極めて良いからです。献立を考えるときには、まず家にある食材名で検索しますよね。
一方で、リール投稿のリーチが伸びやすい業界の特徴は「興味関心を持つユーザーの規模が大きいこと」です。
リール投稿は基本的には「見たいかどうかに関わらず、まず動画が再生される」ものです。
まず強制的に視聴が始まるので能動的に情報収集してもらう必要はありません。そのうえで、受動的に動画を見た人が興味関心を持ってもらいやすいような業界では、リール投稿のリーチが伸びやすくなります。
例えば、家のお掃除の便利ワザなどは、自分から探索することはなかなかないのですが、動画が流れてきたら誰しもつい見てしまうものです。
こういうコンテンツはリールとの相性がよいと言えます。
ここまで読んでいただければわかると思うのですが、文房具は完全に「フィード投稿のリーチが伸びやすい業界」といえます。
文房具というのは学生はたいへんよく使いますが、社会人になると業務では限られた業界・職種の人しか使いません。今どき、しばらく鉛筆やボールペンを持っていないという人も増えているでしょう。
しかし、「文房具マニア」はけっこういて、熱狂的なユーザーがInstagram内でコミュニティを形成し、積極的に情報交換をしています。
したがって、「興味関心を持つユーザーは限られているが、一部のマニアは情報収集意欲が極めて高い」ため、フィード投稿との相性がよく、リール投稿との相性はやや悪い、ということになります。
質問者さんの「フィードのほうがリールよりも伸びやすい」というご実感には、しっかり理由があるんですね。
では、リール投稿のリーチを伸ばすためにはどうすればいいか。
「興味関心を持つユーザーの規模を拡げる」工夫をするのがよいでしょう。
例えば、マスキングテープ。
もともとは自動車塗装のための養生テープとして開発された歴史がありますが、今や文房具業界の大スターにもなっており、DIYやインテリア、ラッピングなどにも活用されていますよね。
自動車塗装はごくごくニッチな世界ですが、DIYやインテリアコーディネートは多くの人の趣味ですし、ラッピングはギフトをあげる人なら誰でもします。
このように、同じ商品でも切り口次第では「興味関心を持つユーザーの規模」がぐっと拡がるわけです。
かといって、「ボールペンに興味関心を持つユーザーの規模」を増やすのは難しそうな気がしますよね…。
「ボールペンはボールペンとしてしか使えないよ!」はい、僕もそう思います。
でも、「きれいなボールペン字」とか「見事なペン回し」はどうでしょうか?
誰でも、もし動画で流れてきたら目を留めてしまうようなコンテンツになりそうです。
まず目を留めてもらう。そのうえで、ブランドや商品に興味を持ってもらう。
リールのお作法はこれだけ。いたってシンプルです。
リールにはリールの攻略法があります。
そして、工夫次第ではどの業界でもリールで成功する方法が見つかります。
まずは自社が属する業界の特徴をしっかりと分析したうえで、対策を練ってみてくださいね。